決められない

以前にこのブログで、定年後の住まいについて書いたことがあります。

その頃は今のような未知の感染症も無く、実家もありきだったので、実にお気楽に「独身バンザイ」的に、自分の気分次第でどうにでも出来ると、ちょっと楽しみにしてるところがありました。

ところがコロナで世界が一変し、リモートワークが始まり、さらに実家がなくなる可能性が出て来た途端、全て吹き飛び「いやいやこの歳で知り合いも居ないとこには住めないでしょう」「歳を取ってからの戸建ては防犯的にも維持的にも難あり」「マンション購入しても毎月の管理費や積立修繕費がかかるし、大規模修繕の差額分払える?」など現実的且つネガティブな発想になっています。

結局、今のところ自分の気持ちが固まるまで賃貸に住むのがいいのかなぁ。定年後でも貸してくれればだけど。

今住んでいるところは通勤にも娯楽にも便利だけれど、家賃が高いので貸してくれると言われても定年後は無理!

リモートワークも一時的な措置なので、いつまた出勤命令が出るかも不明。

いっそのこと「リモートメイン」と方針を決めてくれれば、今のうちに少し田舎に引っ込んで母と住むアパートかマンションを借りられるんだけどな。

こんな感じで、自分の気持ちも会社の方針も決まらず、毎日もやもや過ごしています。

流行に乗れない

世間は「鬼滅の刃」一色ですね。

子供から若い世代間での流行りかと思いきや、私と同年代の人でもハマる人はハマって、漫画を大人買いしてると聞き焦ります。

先日、テレビでやっていたので試しに観てみましたが、やっぱり馴染めず…途中(結構前半)でリタイヤ😅

まず名前が長くて覚えられない。

鬼滅を知らなくても生きて行けるし、私みたいな人なんてなんぼでもいると思って諦めます。

コロナ禍で生活がガラリと変わり、3月から続く在宅勤務。

自分のタイミングで月に2度出社してるものの、それ以外は大したイベントもなく、せめて鬼滅フィーバー(古っ)に乗りたかったな。

とりあえず、今のところ解雇もされず、減給も無く、感染のリスクも低い環境にいる事に感謝しつつ、地味に楽しみを見つけて行きたいと思います。

まだ決定ではありませんが、近い将来 ウチの会社もリストラをする模様。

なので、ますます今のうちに出来る事はやっておこうと思います。

実家を手放す?

3年前に父が他界し、実家では母が一人暮らしをしています。

幸い母は元気だし、近くに住む弟家族、同県に住む母の妹夫婦や、孫達(私の甥姪)も何かと気にかけてくれているので、今のところ母の生活については安心しています。


私の実家は、私が産まれる前から商売をしており、何不自由無く短大まで卒業させてもらいました。

かれこれ15年ほど前、大型店出店の規制緩和に伴い、実家の街にも大型店が進出し、その途端に商店街が急に淋しい感じになりました。

それでもなんとか細々ながら商売を続けて来ましたが、父が体調を崩ししたあたりから建物の老朽化による電気系統や機械の故障が多発し、そのたびに騙し騙し修理をして来ましたが、その頃から「部品の在庫がこれで終わりなので次に故障したら新機種に交換」と宣告されていました。

そして去年ついにその日が来ました。

父が他界後、弟と母が後を継いでいましたが、その時点で、店舗の老朽化問題、後継者がいない問題、シャッター商店街と化す街問題などなど…を踏まえ店をたたむことを話し合って来ました。

素人で話をしていても法的な事もわからず、店の借金もあったため、人伝に弁護士を紹介していただき、ざっくり状況を伝え 今すぐではないが然るべき時が来た時には対応して欲しいと顔合わせだけ済ませておきました。

そういう下準備があったため、去年機械の調子が悪くなった際、弟がすぐさま弁護士事務所を訪ね今後の事について相談し、スムーズに担当の方をつけていただくことが出来ました。

店を畳むにあたり、色々な方法がありましたが、最終的に倒産を選択し、弁護士さんの指示の元、Xデーまで従業員や取引先に知られることなく粛々と進め無事に店じまいに至りました。

スタートはそこからです。

弁護士さんから債権者に連絡が行っているので、店に押しかけて来る業者もなく、意外と静かに1日が終わりました。

店じまいの翌日、閉店とは知らずに出勤して来た従業員を集め弟から説明。

会社都合なので、翌月分の給料を全額支給すること、失業保険のための書類の準備をしてる事を告げ解散。

私は立ち合っていませんが、誰一人文句いう人もなく、泣いたり騒いだりする人もいなかったそうです。

多分突然過ぎてパニックになってたのかもしれません。

その後、いろいろ残務整理を経て、予定通り次は債権者集会…という段になって、コロナ禍となり一旦ストップ。

銀行からの借入の担保として、店及び同じ敷地内の実家が抵当に入っているので、実家を手放すのは必至です。

コロナでいろいろ遅れたおかげで、年明けからこうして平和に過ごして来ました。

そして先週、裁判所から実家に「競売開始通知」が届いたとの連絡がありました。

ネットで調べたところ、この通知が来てから入札開始まで半年くらいある模様。

なので実家で年を越すのは今年が最後になりそうです。

入札者と相談ですが、家賃を払って住み続けるリースバックの可能性もまだ捨てていないので、年末はまた家族会議です。

実家の近所には空き家も多く、競売でどんなに安くしても入札する人がいるのか?

誰も手を挙げなかった場合どうなるの?

などなど、疑問もあります。

実家も老朽化であちこち修理が必要だし、母と二人なら2DKまたは1LDKでも充分なので、近くで中古物件買ってリノベーションしようかとも考えています。

戸建てからの引越しは、物の処分、荷造りもすごーく面倒だけど、終活にもなるしいつかはやらなきゃいけない事なので、そういう事になった時には頑張ります。