山あり谷あり

人生プラマイゼロという言葉通り、今までの人生、良いこと悪いこと、交互とは言わないものの均等に来てる気がする。

私の場合、すごーくいいことがあった時より、ほどほどに平和で「こーゆーなんでもない普通の日がずっと続けばいいな」って実感してる直後に割と大きな谷が来る傾向にある。

今がまさに、特にいいことはないけど、全てが程よく心地よくて平和で、小さなことに幸せを感じて…って時なので、いつ谷が来るんじゃないかと心の片隅でドキドキしてます。

大きないいことが無くていいので、谷は浅い方がいいな。

平坦を基準に、山も谷も小さいのを希望します。

谷は嫌だけど、小さいながらも山が続くのも大きな谷が来そうで怖い。

山も谷もほどほどがいい。

いい時を実感した時はひたすら感謝に徹し、調子に乗らないようにするのみです。

そして谷が来た時は、「これを乗り越えればいいことがある」「プラマイゼロの調整の時」と割り切り、やり過ごすことにしています。

受け止めることによって、早めに脱出出来てる気がします。

若い時は受け止めることが出来ず、早く抜け出したくて余計なことをして却って悪い時期が長引いたり…。

でもそういう経験があったからこその今だと思ってます。

なんとなくボーッと生きて来たけれど、自分なりに危機回避だけは無意識にできるようになったのかな?

そう考えると歳を取るのも悪くないと思う、今日この頃です。

急病人

先日、電車内での出産のニュースがありました。突発的にも関わらず周りの人に助けられ無事に産まれて本当に良かった。

私は近くにいたとしても、オロオロして、駅員さんを呼ぶのが精一杯だったと思います。

下手したら自分が腰抜かしてたかも。

もう10年くらい前、土曜日の午後の電車内で突然倒れた初老の男性がいました。

3人掛けの方の足元に横たわるように倒れたのですが、3人はじっと見つめるだけ。

向かいの席の女性がすぐに駆け寄り呼びかけるも反応なし。

次の駅で駅員さんを呼んで来たのは、ドア付近に立っていた外国人男性でした。

自分以外に人がいるので、お互いに人任せだったのか、びっくりして何も出来なかったのか、私を含めただその男性を見守るだけの人が多かった気がします。

電車は、急病人のため、運転見合わせのアナウンスが入り、しばらくすると「医者です」と名乗る男性登場。ヨレヨレのTシャツにリュック姿。ええぇと思っていると、手早く男性の首元やベルトを緩め始め、そこへまた「医者です」と男性が…そしてもう一人。

いったい何人医者が乗ってるんだよ!と思う間もなく、一人は脈をとり、一人は腕時計で時間を見ながら何やらメモ、もう一人は近くの人に倒れた時間や状況確認。

初めて会っただろうになんというチームワーク。

ドラマのような光景でした。

ただ残念なのはドラマのようにスラッとしたイケメン君達じゃなかったこと。

でも対応はイケメンでした。

しばらくしてAED使用。AEDを見るのも、使うのを見るのも初めてだったので、ちょっと怖かったのを覚えています。

すぐに救急車も到着し、お医者さん共々降りて行きましたが、助かってたらいいな、あのおじいちゃん。

AEDはあちこちに設置されているのを見ますが、使えなければ意味がない。

気になっていたので、会社の防災訓練時、消防署の方が簡易的に開催している講習会に参加しました。

簡易なので、電源も入れずでしたが、対象者への呼びかけから心臓マッサージ、AED使用の順で流れを知ることはできました。

でも知識だけではダメだと思うので、実際にAEDを使用できる講習を探してみたいと思います。

使うことがないのが一番なのですが。

大雪

首都圏、4年ぶりの大雪。

大変な思いをされた方も多かったと思います。

私は早めに会社を出たので、朝のラッシュ並みの遅れと混雑程度で済みました。

駅に着くと吹雪。

路面は雪が積もり、人が踏み固めたところはすでに凍り始め、家まで通常の倍の時間がかかりました。

明日は間違いなく凍結も酷くなってるはず。

歳と共に体が硬くなり、バランス感覚が悪くなってるので、ちょっと足元が滑ったくらいでジタバタ。そのせいでもう片方の足も滑ったりして一人でバタバタ。

ペンギン歩きを実行し、何人もの人に抜かれ、通りすがりに「ガリッ」と足を滑らせる人がいようものなら、滑ってない私がバランスを崩して却って滑る。

駅に着く頃には汗だくです。

明日も間違いなくそうなります。

4年前の雪の翌日、底の溝の深いレインブーツで意気揚々と家を出たものの、足首が固定されたために更にバランス感覚が悪くなり、底の溝に雪がびっしり詰まり私の体重でカチンカチンになり、滑る滑る。

もうペンギン歩きもままならくなったことがありました。

明日には間に合いませんが、さきほどネットショッピングで着脱式のスパイクを買いました。

これで雪の日もスタスタ歩けるようになればいいのだけれど。