急病人
先日、電車内での出産のニュースがありました。突発的にも関わらず周りの人に助けられ無事に産まれて本当に良かった。
私は近くにいたとしても、オロオロして、駅員さんを呼ぶのが精一杯だったと思います。
下手したら自分が腰抜かしてたかも。
もう10年くらい前、土曜日の午後の電車内で突然倒れた初老の男性がいました。
3人掛けの方の足元に横たわるように倒れたのですが、3人はじっと見つめるだけ。
向かいの席の女性がすぐに駆け寄り呼びかけるも反応なし。
次の駅で駅員さんを呼んで来たのは、ドア付近に立っていた外国人男性でした。
自分以外に人がいるので、お互いに人任せだったのか、びっくりして何も出来なかったのか、私を含めただその男性を見守るだけの人が多かった気がします。
電車は、急病人のため、運転見合わせのアナウンスが入り、しばらくすると「医者です」と名乗る男性登場。ヨレヨレのTシャツにリュック姿。ええぇと思っていると、手早く男性の首元やベルトを緩め始め、そこへまた「医者です」と男性が…そしてもう一人。
いったい何人医者が乗ってるんだよ!と思う間もなく、一人は脈をとり、一人は腕時計で時間を見ながら何やらメモ、もう一人は近くの人に倒れた時間や状況確認。
初めて会っただろうになんというチームワーク。
ドラマのような光景でした。
ただ残念なのはドラマのようにスラッとしたイケメン君達じゃなかったこと。
でも対応はイケメンでした。
しばらくしてAED使用。AEDを見るのも、使うのを見るのも初めてだったので、ちょっと怖かったのを覚えています。
すぐに救急車も到着し、お医者さん共々降りて行きましたが、助かってたらいいな、あのおじいちゃん。
AEDはあちこちに設置されているのを見ますが、使えなければ意味がない。
気になっていたので、会社の防災訓練時、消防署の方が簡易的に開催している講習会に参加しました。
簡易なので、電源も入れずでしたが、対象者への呼びかけから心臓マッサージ、AED使用の順で流れを知ることはできました。
でも知識だけではダメだと思うので、実際にAEDを使用できる講習を探してみたいと思います。
使うことがないのが一番なのですが。