この歳になると、自分に見合う独身の男性に出会う確率はとても低い。

失礼ながら「こんな人にも？」と思うような人にも奥さんがいて、子供もいて、幸せそうにしている。

結婚しない主義ではなかったけれど、子供の頃からあまり結婚に憧れたことがなかったので、大人になっても結婚がピンと来ず、「私にはまだ早い」と思ってるうちに手遅れになってしまった。

さすがに45歳を過ぎたあたりから、生涯未婚を確信するようになりました。

方向性が決まったことで、とても楽になり、もう誰にも気兼ねせず独身を謳歌しようと、却ってワクワクしたりして…。

そんな頃、帰省したタイミングで同級生の集まりがあり、25年ぶりくらいに沢山の同級生と再会しました。

子育ても完全に終わり、再び自分の時間を持てるようになった人たちばかりだったので、子供や家族の話をする人も少なく、昔話や美容のこと、この先やりたいことなど、他愛もない話で盛り上がりあっという間に時間が過ぎました。

当時ろくに話もしなかった人とも、25年のブランクを感じないくらいスッと話が出来て、同級生の威力を感じました。

数日後、ひとりの同級生から連絡があり、近いうちに３〜４人の同級生で改めて飲みましょうとのお誘いがありました。

まだ余韻の残ってる私はもちろんOK！

その数日後、人数が決まり（男女合わせて7人）メンバーを聞いてちょっと後悔。

メンバーの約半分が「名前と顔は知ってるけど」程度の人、おまけに余韻もすっかり冷めてしまってるし。

人数が多ければ薄まるけど、7人じゃちょっと厳しいかも…でも、行くって返事しちゃったし…と頭の中ぐるぐる。

悩んだのがバカみたいに、行ってみれば楽しい会でした。

実はその中に、中学生の頃、ちょっと苦手だった男性がいました。

きっとその人が来ると知って、尻込みしてしまったのだと思います。

その人はクラスの盛り上げ役みたいな人で、いつも中心にいました。

なんでもズケズケ言うので、当時はそれが嫌で、なるべくその人の目に止まらないようにしていました。

大人になっても基本は変わっていなかったので、最初は警戒してしまいましたが、さすがに空気を読めるようになってたことと、私自身もこれまで色んな人と接して来て、許容範囲が広くなったせいか、すぐに打ち解けることが出来ました。

当時、私が苦手に思ってたことも バレてました。まだ子供だったので、無意識に顔や態度に出てたのでしょう。

その日は結局その人と一番仲良くなり、お開きとなりました。

その彼と一ヶ月後には付き合うことになり…。

まさに青天の霹靂です。

続きはまた明日。